寒さが厳しくなる冬の季節。
特にシニアペットは寒さに弱く、体調を崩しやすいため、適切な対策が必要です。
福岡の冬は比較的温暖と言われていますが、今年は朝晩の冷え込みが厳しくなる日が多く、
ペットにとって負担がかかる日が続いています。
今回は、冬の気温に合わせたシニアペットの健康管理のポイントについてご紹介します。
寒い季節も愛するペットが快適に過ごせるよう、ぜひ参考にしてください。
シニアペットの寒さ対策|室内温度・食事・運動
シニアペットは、体温調節が苦手になり、寒さで体調を崩しやすくなります。
そのため、適切な環境作りと日常ケアがとても重要です。
室内の寒さ対策
✔ 室温は20〜23℃を目安に調整(特に朝晩の冷え込みに注意)
✔ ペット用の防寒マットやブランケットを活用
✔ 床暖房やホットカーペットを利用する場合は低温やけどに注意
⚠ 暖房の風が直接当たらないようにし、乾燥対策として加湿器を併用しましょう◎
食事で体を温める工夫
✔ 温かい食事を与える(ぬるめのスープや温めたフードなど)
✔ 高タンパク・高カロリーの食事で寒さに負けない体作り
✔ 水分補給を忘れずに(乾燥で脱水症状を起こしやすくなる)
冬でも適度な運動を
✔ 寒さで動かなくなると筋力が低下しやすいため、無理のない範囲で散歩を継続
✔ 室内でも軽いストレッチやおもちゃ遊びで運動不足を解消
⚠ 特に関節の弱いシニアペットは、冷えが関節炎を悪化させる原因になるため
冷たい床で寝かせないようにしましょう。
冬の気温変化と影響
12月から2月にかけて気温がぐっと下がり、最低気温が0℃前後になる日もあります。
また、日本海側の影響で冷たい風が吹くこともあるため、体感温度はさらに低く感じることも。
この寒さはシニアペットにとって大きな負担となり、以下のような影響を与える可能性があります。
冬の寒さがペットに与える影響
✔ 体温低下による免疫力の低下 → 風邪や感染症にかかりやすくなる
✔ 関節の痛みや硬直 → 寒さで関節がこわばり、歩きづらくなる
✔ 食欲低下 → 体が冷えることで消化機能が低下し、食欲が落ちる
⚠ 気温の変化が激しい日は、特に体調を崩しやすいので注意が必要です。
シニアペットが冬にかかりやすい病気と対策
寒さが厳しくなると、シニアペットはさまざまな病気のリスクが高まります。
特に以下の病気には注意し、早めの対策を行いましょう。
1. 低体温症
症状: 震え・ぐったりする・体温が低下する
対策: 防寒対策をしっかり行い、屋外での活動を短時間にする
2. 関節炎の悪化
症状: 歩きたがらない・関節のこわばり・足を引きずる
対策: 暖かい寝床を用意し、寒い日は無理に散歩をさせない
3. 呼吸器系の病気(気管支炎・肺炎)
症状: 咳が続く・呼吸が苦しそう・鼻水が出る
対策: 室内の温度と湿度を適切に保ち、乾燥を防ぐ
⚠ どの症状も「おかしいな?」と思ったら、早めに動物病院に相談しましょう。
まとめ|寒い冬もシニアペットと快適に過ごすために
冬の寒さは、シニアペットにとって大きな負担となるため、しっかりとした対策が必要です。
☑️ 室内の防寒対策を万全にし、適切な温度を保つ
☑️ 高タンパク・高カロリーの食事で体を温める
☑️ 関節炎や低体温症を防ぐために、冷え対策をしっかりと行う
冬の寒さは人も体調を崩してしまうことがあります。
飼い主様も体調管理を気をつけながら、ペットと一緒に厳しい寒さを乗り切りましょう。